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2018年02月09日(金)

《gladiolus white》(2017) [福系]

画像(320x213)・拡大画像(800x533)

《gladiolus white》は2017年6月に「坂本龍一設置音楽コンテスト」の応募のために作曲された小品です。私が2017年に書いた楽曲でfixしたのは、この楽曲のみとなりました。
 このコンテストは坂本龍一さんの新作アルバム「async」との親和性のあるものという条件が示されていましたし、また楽曲のフォーマットは5.1chサラウンドに限定されていましたから技術的にもかなり特殊なコンテストだったと感じています。
 この作品で私が行ったことは、
(1)自分にとってとても深く気になる音を採取すること。
(2)一般的な一つの時間軸上で構成される(シーケンス的な)音の配置は避け、様々な時間が存在する状態の中から、構成要素を模索し、音を配置していくこと。
(3)採取した音の他に電気的な(音楽的な)音の使用も許される、とすること。
(4)音素材の質感をできるだけ尊重するために、リバーブなどの空間処理は追加しない。
でした。

(1)〜(3)は坂本龍一さんの「async」の制作中に意識されたポイントとも接点を持ち得ると思っています。この作品では
(1)はこの頃購入していたDanelectroのギターの音から出る音を録音しました。エフェクターは使用せずクリーントーンのみを使用しました。
(2)については2016年頃から研究を進めている複数の周期が併存できる再生環境をこの曲用にカスタマイズして使用しました。
(3)については結果的に、楽曲の後半にオルガンやサイン波の音を素材にする和音を挿入することになりました。

(4)についてはもう長く続いている個人的な興味、スタンスなのですが、ステレオとは違い、5.1chの再生環境では、リバーブ等の空間処理を積極的に使用する方が音楽的な可能性が広がるのではないかという気持ちに(今は)なっています。
これは「坂本龍一|設置音楽コンテスト」入賞作品上演を聴く中で思ったことです。今後の課題にしたいと思っています。

ということで、《gladiolus white》には何処かモノトーンな印象があります。音の移動に関してはほぼ頭の中の設計通りなのですが、結果的に奥行きについての意識が無いような張り付いた印象があります。
基本的に音楽のあり方は「絶対音楽」のほうに強く惹かれますが、この作品に関しては白いグラジオラスの花達がゆらゆらと風に揺られているイメージが私の中にはあります。音とそれ以外の事柄の関係について、そうした意識の問題は自分にとっては益々分からないのですが、益々分からないながら、たまには言葉にしてみても良いような気が最近はしています。

《gladiolus white》は2018年3月11日までICCシアターにて聴いていただけます。

Posted by shimaf at 22時49分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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