2007年05月07日(月)
The God's works of the principle of living only for the pleasure of the moment. [CDR系]
※タイトルをクリックするとBOOK OF DAYSさんのオンラインショップに移動します。
新潟のセレクトショップBOOK OF DAYSさんにはいつもお世話になっております。このブログはリンク集を作っていないのでいつも申し訳なく思っているのですが、これからは心を入れ替えて日記中にできるだけ多くの知り合いの方のページを紹介していければと思っております。
ということで今回は、みみづの初めて自分たちでまとめたCDRの話をしようと思いました。
BOOK OF DAYSさんのオンラインショップでは以下のアドレスになります。
http://www.bookofdays-shop.com/?pid=1824020
思い出話に近いことになることを覚悟しつつ書いてみるのですが、
2005年といえばもうかれこれ2年も前になるんですね、その頃のスタジオ録音で、今のところ みみづ唯一のCDRということになっている録音があります。すべて自分たちで制作しましたが、ライブ会場などで気軽にまとめて配っている簡単なCDRとはまた違った気合いの入れ方でした。スタジオでの1セッションがそのまま収録されています。
あらかじめ用意したサウンドファイルを使わないで福島が自作ソフトのパラメーター操作のみをし、飛谷、鈴木がミキサーのハウリングを積極的に使い始めたのはこの頃からでした。現在のセッションスタイル確立時の記録とも言えるでしょう。
セッションの内容としてはおおいに間延びした部分も含めて構成、展開は初々しく悪くはありません。集中して聴いていただければ未だに新鮮な部分は持っているように感じます。とはいえ、行き過ぎた加工処理もないため質感は硬派ですし、春のドライブなどには向かないためなかなか聴く機会がない気もします。
録音から2年が経過して、音楽性そのものによる価値よりは一つのドキュメントとしての方に価値が移行しつつあるなと思ったこともあり、かってに改めて振り返っている訳です。
そして題名は無駄に長いのですが、”God's works”は"自然"を表すそうで
ネットの自動翻訳にかければ「現在の喜びだけを生きがいとする原則の自然。」などと出てきてさらによくわからないのです。本当に今よりもさらにひねくれた言い方しかできなかった僕らですが、刹那的な喜びに突き動かされて製造られていく何か大きな社会のうねりのようなものは漠然と感じながらも、それを直視も否定も肯定もしない無気力な傍観者のような立場をもった題名だった気がします。
また、今思えばGodのアナグラムとしてのDog(犬)の表情がとても象徴的でこの犬はいまでもなぜかみみづのシンボルになっています。
少なくともそうやって社会に対して無関心ながら、なにかを生み出そうとしていた訳ですし、
メディアアートなどと言われる分野があふれていた環境の中で学生時代をおくっていた僕らには精一杯のリアルだったはずです。しかし、そうした希薄な社会認識の中で行われる想像力は、ある種の狂気とも言えるのではないでしょうか。
論説は破綻しました。
が、
この狂気の中にあって、僕らは高周波の奥底に見え隠れするギターのハーモニクスにすべての望みを託しました。
Posted by shimaf at 02時15分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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